さて、実写系二次創作としての本ゴースト。
絵柄的にも、コンセプト的にも、喋りの内容的にも
かなり珍しいタイプではないのでしょうか。
ひとまず原作の雰囲気を再現することに努めていますが、
ちゃんと面白いトークを書くという部分にもっと注力したいですね。テンポとか。
では本題。
伺か界隈って、原作モノが結構少なかったりするのですが、
その理由として「作品背景の設定を深く知ることが出来ない」というのが
かなり大きいと思うのです。
正直なところ、マンガやアニメ、映画の媒体だけでは
登場人物の性格は分かっても、
街の規模や政治や文化、
背景になる大きな単位の情報が掴みづらかったりします。
ゴースト製作者が使えるベースの情報が圧倒的に足りないんです。
設定資料集のようなものがあれば楽なのに、、、と思ってしまうところですね。
そこで!TRPGです。
TRPGとは、参加者が登場人物になり切り、
ストーリーを進めていく、会話型のゲームです。
みんなの妄想で作られる、俺たちだけのストーリーを遊びます。
もちろん、ただ闇雲に妄想で遊ぶわけではなく、
設定やルールのベースを記載したルールブックというものが存在します。
言うなれば、設定資料集です。
これを参考にして、皆で話を紡いでいくのです。
BTTVの元ネタ、セレニティー(ファイヤーフライ)には、
公式にこのルールブックが出版されており、自由に遊ぶことができます。
た だ し 英 語
つまり、詳細な設定と、自由に遊べる土壌がある!ってことなのです!
これはもうゴースト作成にピッタリではありませんか!
舞台は用意した、あとは勝手に話作って遊べ、!
と、公式にで推奨しているのならば、乗っかりますよ。
実際に使っている資料
BTTVは二種類のルールブックの設定を借りています。
TRPGやったこと無いですがね。
ページ数があるのでPDFを買ってます。
ひとつは「Serenity Role Playing Game」
映画版ベースのルールブック。
こちらは圧倒的物量の単語解説が特徴です。
追加ルールブックもありますし。
辞書書いてる時はずっとコレ見てましたw
もう一つは「Firefly Role Playing Game」
ドラマ版ベースのルールブック。今年出ましたね、コレ。
こちらは前者のものよりより簡単なルールで遊べるものです。
資料集的な情報は少なめですが、かなり簡潔に書かれている上に、
実際のドラマのあらすじにそってそれら設定が載っているので、
ドラマを見つつトークを作る場合、非常に有効でした。
他にも、ファンアイテムとして星や船内の詳細を描いた
資料集が発売されています。これは未入手。
そして、宇宙のマップと成り立ちが書かれた
100ページに渡る資料が無料で配布されていたりします。なぜだ。
、、、、とまあ資料が充実してたんです。
ス タ ー ウ ォ ー ズ ほ ど じ ゃ な い け ど な
オリジナルキャラやアイテム、舞台を作るためのコツ
(それらをゲームに登場させていい!)
の解説があり、世界観、世界背景をどう利用すればいいのか、
解説があり非常にためになりました。
でもBTTVではオリジナル要素は極力やりません。
ユーザーの扱いには活かせるかもしれませんが。
つまり、
TRPGの膨大な資料と、自由な創作を推奨する環境は
伺かゴーストを作るには
非常に合致しているんだなあというお話。
まあ、最大の問題は
そうした原作モノのTRPGもそもそも
それほど多くないってことなんですがね。
[1回]
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